過去の試合結果 パサニオール誉田FC サッカーチーム-千葉市緑区

過去の試合結果!
平成26年度 4年生
【準決勝第一試合】
WingsU-12 2vs2 パサニオール誉田FCオレンジ

5PK4

千葉市サッカー協会第4種委員会のご尽力により本年9月にオープンした都川水の里公園・少年少女サッカー場を舞台に千葉市少年サッカー大会4年生の部の準決勝・決勝が開催された。

天候は快晴、風もほとんど無く感動を与えるプレーを目の当たりに出来る期待がこみ上げる中、13:00に準決勝第一試合がパサニオールのキックオフではじまる。

序盤、パサニオールはリスクを避けるゲームプランなのか長めの縦のボールを多用し、前線の選手へ、Wingsディフェンスラインの背後のスペースを突く。それに対してWingsディフェンスラインは12番鈴木君を中心にリスクマネジメントしたポジショニングで対応、時にはアグレッシブにインターセプトして攻撃に転じる。しかし、パサニオールも中盤選手の素早い寄せでボールを奪取するなど、攻守が激しく入れ替わる展開。

そんな中、激しい中盤の攻防においてWings3番下山君がボールを奪取、パサニオールの選手のプレッシャーをかいくぐりながらボールをキープし右サイドに展開、再度ゴール前でボールを受けて右足一閃、Wingsのファーストシュートがゴールに繋がる。

その後も双方のチームともにプレースタイルを変えず選手のストロングポイントを活かした形でゲームは進むが、一本のコーナーキックからパサニオールの流れになる。

キッカーは7番内村君、キックはコース・軌道・スピード共にベスト〜10番相内君にピンポイントでボールが入るが、Wingsディフェンスも何とか身体を寄せて対応、その分ゴールに繋がらなかった。その勢いから立て続けに3本のコーナーを得たパサニオール、キッカーは7番内村君、全てのキックがゴール!と思わせたが、Wingsもゴール前にブロックを作って必死にクリア。

その後も中盤の攻防が続くが、終盤にWingsのタッチ数の少ないパスが繋がり始める。縦、横、縦・・・ゴールに向かう入口を探し、そして作りながらボールを運びゴール前にスルーパス〜WingsFWとパサニオールDF・GKの三人が交錯してボールがゴールに吸い込まれWingsの二点目が生まれ前半終了。はっきりしたシュートでは無かったがWingsの意図しているプレーから生まれたゴールのような気がした。

後半スタート、前半と同様なプランだなと思う中、パサニオールが中盤で奪ったボールを早い展開でゴールに向かってキック、浮き球となったボールをWingsディフェンスがヘディングでクリアしようとしたが、パサニオールの勢いがボールに乗ったかのようにヘディングしたボールはGKの頭上を越えてゴールに吸い込まれた。後半キックオフ間もない2分のゴールにパサニオール選手のモチベーションが上がったように思えた。

現実、その勢いは、Wingsゴールに向かう推進力となり、5分コーナーキックを得てゴールをおびやかす。7分左サイドを縦にドリブルするパサニオールの選手をWings選手がたまらずファールしてしまう、左45度・距離は約25m、キッカーは7番内村君、選択肢は幾つかあるが迷わず右足を一閃、低い弾道でゴール右のネットを揺らす同点ゴール!会場はどよめきと歓喜の渦が巻いた。

その状況にWings選手は意気消沈するかと思ったが、その状況を跳ね返すようなアグレッシブさが出て、それまで以上に激しい攻防が見られた。ただ、Wingsも縦を急ぐ展開となり少し打ち合いの様相とも思われた。終盤、双方のチームにビッグチャンス到来、19分Wingsがパサニオールゴールにせまりシュートがポストをたたく。アディショナルタイムにパサニオールのコーナーキック、キッカー7番内村君、キックしたボールはゴール前へ、そのボールをWings12番鈴木君がヘディングで跳ね返して、前後半が終了した。

その後のPK戦は5-4でWingsに軍配は上がったが、双方チーム共に持ち味を発揮した感動を呼ぶ戦いであった。

若葉区サッカー協会第四種委員会 技術部 上福元清隆